vol13 ビジネス街の中心で育児 こども×OBPの新たな景色

2018年4月に大阪東京海上日動ビルサンクンガーデンにできた「OBPキッズオアシス」(学校法人 慈光学園)。
ビル群の中で、時間の流れがゆるりと流れている、そんなOBPキッズオアシスを訪ねました。OBPに新たな光景が生まれようとしています。

ビジネス街の真ん中に保育園

ビジネス街の真ん中に保育園

「働く場所」としてのイメージが強いOBPに、国からの助成金による“企業主導型保育事業”の保育園として『OBPキッズオアシス』が東京海上日動ビル サンクンガーデンに誕生しました。
生後6ヶ月〜2歳児まで入園することができ、OBPという便利な立地からも、早くも数名、OBPワーカーの方も2名のお子さんが入園されたそうです。

満足度の高いサービス

満足度の高いサービス

保育園といえば、「認可保育園」が一般的に知られていますが、OBPキッズオアシスは、内閣府が進めている「企業主導型保育事業」です。企業主導型保育事業ならではのサービス面の自由さを活用しながらも、保育士の人数や施設の基準は認可保育園に引けを取らない魅力があります。

例えば、気になる保育料。認可保育園は親御さんの所得に応じて保育料は変動しますが、共働き夫婦であれば概ね5〜7万円といったところ。
一方OBPキッズオアシスでは「企業枠」において1、2歳児が月3.6万円(※0歳児の場合は3.7万円。「地域枠」では各2,000円プラス。)という保育料。しかも、その中には保育料・おやつ・給食費や光熱費など全て含まれています。
また「手ぶらセット」というお着替えなど日々の保育で必要となるものを園におまかせできるオプションも月額5,000円で付けられ、利用者の方に大変好評だそうです。
さらには、一時預かり事業もしているため、1、2歳児は1時間300円(0歳児400円・名札別途200円)で、誰でも気軽に利用出来るプランもあります。
こちらも利用者の方々から熱烈な支持を得ているとのこと。

魅力的なこれらのプランは、自由度の高い園であるからこそ出せるサービスの質と言えるでしょう。

預ける安心で溢れた施設

預ける安心で溢れた施設

室内は木のぬくもりを感じられるやさしい雰囲気。とてもビジネス街の中にあると思えません。
騒音もなく穏やかな時間がゆっくりと進んでいきます。

秘密基地のようなスペース

室内遊具も滑り台や秘密基地のようなスペース、空中廊下など、ワクワクさせる仕掛けもあります。

自園調理

ごはんは自園調理にて国産野菜を使用したものが出されて安心です。

東京海上日動ビルに園を構えるため、1時間に1回程度ビルの警備員の巡回があることも大きな安心感を得られます。

働くお父さん・お母さんを支えたい

働くお父さん・お母さんを支えたい

OBPキッズオアシスは大阪市の待機児童を少しでも減らしたいという想いのもと設立されました。ビジネス街にある保育園は、運営者である慈光学園の中でも初めての試みだそうです。
しかしながら、取材をしていたこの日も、休憩の合間にOBPワーカーのお父さんが我が子の様子を外からそっと見守る場面に遭遇し、ビジネス街である強みを発揮しているように見受けられます。

お子さんとの時間と、自分の時間のために

須藤園長

今回OBPキッズオアシスを案内してくださった須藤園長先生。
「仕事をする時間を確保するのはもちろんですが、お子さんとの貴重な時間をギリギリまで一緒にいられるということは大切ですので、大いに利用していただけたら私たちも嬉しいです。」とお話されました。

また、仕事と子育てのジレンマで感じるストレスに関して、
「子どもをどうしても優先するので自分の時間を作るのは難しいことだと思います。そういった時は、“一時預かり”のプランもあるので利用して頂きたいです。例えば、ちょっと美容院に行きたい。ちょっと病院に寄りたい。その自分のための“ちょっと”ということが達成されるのは精神的にも支えではないかと思います。親御さんご自身のためにも、是非時間を作ってリフレッシュしていただきたいですね。」
とご自身も子育てをされている経験から語られました。

OBPで子どもたちとたくさんのイベントをしたい

OBPで子どもたちとたくさんのイベントをしたい

須藤園長は、園の今後の展望についてもお話しくださいました。
「今後はエリア内でお散歩、園の前(大阪東京海上日動ビル サンクンガーデン)でプールあそびをしたり、また、ハロウィンなどのイベントでは可能であれば企業様を訪問し、子ども達との交流が少しでも出来たらなと考えています。そして子どもの無敵のかわいさで働く皆さんの癒しになればと思います。」

OBPの景色が変わる

OBPの景色が変わる

ひと昔前はお父さん・お母さんの他に、近隣住民とのコミュニケーションによって子どもがひとりでも育っていった、というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
OBPで大人と子どものふれあいの場が増えれば、子どもは社会性を学び、大人も子どもとふれあって気づきを得る、そんな場面が再び訪れるでしょう。
もしかしたらそれは“ひと昔前”ではなく、“新たなビジネス街のスタイル”と言えるのかもしれません。

スーツ姿で溢れているOBPの街中に、園児の姿がミックスすると、その景色は変わります。“子どもと大人がふれあう街”という新たな一面を見る楽しみがひとつ増えたOBPです。

Wanted!

OBP Style では、特集記事のネタを募集しています。
OBP内のイベントや活動、人、場所あるいはOBPに対する疑問、もっと知りたいことなど。
大阪ビジネスパークに関するテーマ限定ですが、様々なテーマを掘り上げていく予定です。
ぜひこのテーマをというのがおありでしたらご一報ください。
ご連絡は『OBPスタイル編集部』まで 

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