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大阪の自毛植毛が上手い・安いおすすめクリニック8選!選び方や注意点など解説

大阪の自毛植毛

「最近薄毛が気になる」「育毛剤を使ってもなかなか効果が出ない」とお悩みの方もいらっしゃると思いますが、そのような方には自毛植毛がおすすめです。

自毛植毛とは後頭部や側頭部の地毛を毛量が少ない箇所に移植する治療法ですが、「どのクリニックで行えばよいのか?」「費用はどれくらいなのか?」など不安も多いでしょう。

今回は自毛植毛が上手なクリニックの選び方や大阪で自毛植毛が安い評判のよいクリニックを8店ご紹介します。

メリットやデメリットもあわせてご紹介しますので、自毛植毛をやってみたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

目次

大阪の自毛植毛が上手いクリニックの選び方

植毛の実績や症例をチェック

まずは自毛植毛の実績や過去の症例をホームページでチェックしてみましょう。

症例数が多いクリニックはそれだけ多くの経験を積んでおり、さまざまな薄毛タイプに特化した施術を提供してくれるはずです。

特に、広範囲の薄毛や他院での修正など難易度の高い症例の実績があるクリニックは高い技術が期待できます。

また、ホームページ上に術前・術後の写真はもちろん、半年後、1年後といった長期的な経過写真が豊富に公開されているクリニックも信頼性が高いと言えるでしょう。

さまざまな角度からの写真を掲載していたり、自分の薄毛タイプに近い症例が掲載されているかも確認してみてください。

クリニックの評判、口コミ評価をチェック

実際にそのクリニックで治療を受けた人の声は、クリニックの雰囲気や対応をはじめ施術を受けて効果を得られるかを判断するのに重要な情報となるでしょう。

気になるクリニックのホームページ、もしくはGoogleなどに口コミ評判が多く掲載されているか、利用者がどのような点に満足、不満を感じているかチェックしてみてください。

また、クリニックのホームページだけではなくSNSや美容医療の口コミサイトも参考になります。

SNSは実際に植毛を受けた人が、経過を投稿しているケースもあり、リアルな声や写真を見て自分に合っているか、効果が期待できるかを判断できるでしょう。

美容医療の口コミサイトでは複数のクリニックの口コミを掲載しているため、それぞれのクリニックの特徴やどのクリニックがどのような施術を行っているかなどを確認して比較検討できます。

植毛方法やデザインなどをチェック

自毛植毛にはいくつかの術式があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、どの植毛方法が自分に合っているかや予算に合っているかなどもチェックしておくと安心です。

自毛植毛の主な術式は、「FUE法」「FUT法」「CHOI法」の3種類です。FUE法はドナー部から毛根を一つずつくり抜いて採取する方法で、メスを使わないため傷跡が目立ちにくいのが特徴です。

FUT法はドナー部から帯状に頭皮を採取し株分けする方法で、一度に多くの株を採取できますが線状の傷跡が残ります。

CHOI法は専用の植毛針を用いて穴あけと植え込みを同時に行う方法で、施術全体の工程が少なく、針が細いため傷跡が残りにくいです。

それぞれメリット・デメリットがあるため、予算や要望に応じて最適な方法を選んだうえで、気になるクリニックがその術式を用いているかを確かめてみましょう。

過去の症例などもチェックして自分が希望するデザインに近いものがあるかも確認してみてください。

料金をチェック

自毛植毛は時に100万円以上になることもあり、決して安価な治療法ではありません。そのため、契約する前に料金体系が明確で、追加費用がないかを確認することが大切です。

クリニックによって料金体系は多種多様ですが、1グラフトあたりの料金、株数による料金、基本料金+株数料金などまずはホームページを見て全体的な料金体系を把握しておきましょう。

相談の際に総額でいくらになるのか、分かりやすく提示してくれるクリニックだと安心できますね。

麻酔代、薬代、術後の診察代、保証料などが別途かかる場合があるため、追加料金の有無も同時に確認しておくと、予定外の費用がかからずさらに安心できます。

さらに、支払い方法についてもどのような種類があるか確認しておきましょう。

高額な治療のため、医療ローンやクレジットカードの分割払いに対応していると費用面で負担が少なくなります。

クリニックによってはモニター制度やキャンペーンを行っているところもあるため、費用を抑えたい方や初めて試す方はそれらを活用するのもおすすめです。

アフターサポートや保証などをチェック

自毛植毛は医療行為であるため、術後の経過観察や万が一のトラブルへの対応をしっかり行ってくれるかも大切なポイントです。

まずは術後の検診の頻度や内容、シャンプー指導など、どのようなアフターケアが受けられるかを確認しましょう。

また、手術を受けても 術後に生着しなかった場合や、期待した効果が得られなかった場合に再治療を行ってくれるかも確認しておくと安心です。

保証期間や適用条件も細かく確認したうえで、アフターフォローが充実しているクリニックを選んでください。

また、術後に何かあった際に、すぐに連絡が取れる体制が整っているかや術後の発毛促進剤や抜け毛予防薬の処方があるかもチェックしておきたいポイントです。

大阪の自毛植毛が上手い・安いおすすめクリニック8選!

アイランドタワークリニック 大阪院

「アイランドタワークリニック」は35,000件以上の症例実績を誇り、国内植毛市場で高いシェアを占めているクリニックです。

術式は独自の進化型FUE法を用いており、「i-Direct」と「U-Direct」として薄毛に悩む多くのユーザーに支持されています。

メスを使わない超極細チューブパンチを使用するため傷跡がほとんど残らないのはもちろん、94%以上の高い生着率と自然な仕上がりを実現するため、「早く薄毛をどうにかしたい」という方にもおすすめです。

特に「U-Direct」は刈り上げずに採取するため、術後の見た目が気になるという方でも安心でしょう。

カウンセリング、血液検査、術後の定期検診が無料で、さらには全額保証制度や遠方からの交通費・宿泊費補助も提供してくれるのもうれしいポイントです。

料金目安:i-Direct/715,000円~ U-Direct/1,045,000円~
植毛方法:FUE法
アフターサポート:無料検診
主な割引キャンペーン:自毛植毛おススメ度診断で基本治療費無料・モニター割引で最大50%OFF
住所:大阪府大阪市北区曾根崎2丁目6-6 KOZUKI CAPITAL 7F
診療時間:10:00~19:00
休診日:無し
公式サイト:アイランドタワークリニック 大阪院

親和クリニック 大阪院

「親和クリニック」は年間手術2,400件以上の豊富な症例数を誇る自毛植毛専門のクリニックです。

外科出身の医師による高い技術力が高く評価されており、独自開発の「MIRAI法」が主流の術式となっています。

メスを使わないFUE法をベースに、国内最小級のマイクロパンチブレードを使用し、痛みやダウンタイムを最小限に抑えてくれるため、日常生活に支障なく、豊かな毛髪を手に入れることができるでしょう。

また、「NC-MIRAI法」はドナー部を刈り上げずに採取できるため、術後の見た目を重視する方におすすめです。

90~95%と高い生着率を誇り、スピーディなチーム医療により、1回で5,000株といった大量植毛も可能なのもうれしいポイントですね。

料金目安:MIRAI法/913,000円~ NC-MIRAI法/1,870,000円~
植毛方法:FUE法
アフターサポート:無料検診
主な割引キャンペーン:モニタープラン(50%OFF・20%OFF)
住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目4-20 桜橋Imビル 2F
診療時間:10:00~19:00
休診日:無し
公式サイト:親和クリニック 大阪院

カミノクリニック

「カミノクリニック」は他院よりもリーズナブルな価格設定と高精度な独自植毛機を使っての施術が魅力のクリニックです。

カミクリ式高密度自毛植毛と呼ばれる術式を用いており、国内生産のオリジナル植毛機器「QFUシステム」を使用し、高密度でスピーディーな植毛を実現しています。

そのため、「早く、確実に毛量を増やしたい」という方には最適ですね。術後の痛みやダウンタイムも最小限に抑えることができるため、痛みに弱い方や見た目を気にされる方でも安心です。

日本で独占権を持つ毛母細胞活性化因子「HCE」を注入してくれるのも、カミノクリニックの大きな特徴と言えるでしょう。

既存の毛髪の健康をサポートし、移植毛の生着率向上と発毛促進効果が期待できます。植毛手術執刀歴20年以上のベテラン医師が担当し、3,000件以上の症例実績があるため、初めてでも安心ですね。

料金目安:カミクリ式高密度自毛植毛術1株/330円 カミクリ式ノンシェーブン植毛術/605円
主な割引キャンペーン:エミナルクリニック提携記念で50%OFF(6月末まで)
公式サイト:カミノクリニック

日本ウェルネス再生クリニック

「日本ウェルネス再生クリニック」はFUE法とFUT法の両方に対応しているクリニックです。

丁寧で細やかなカウンセリングにより、患者に最適な術式を提案をしてくれるため、ご自身の要望や理想のデザインを叶えてくれるでしょう。

また、院長が診察から手術、アフターケアまで一貫して担当してくれるため、手術に不安がある方や相談したいことがある方でも安心できます。

院長は植毛手術の執刀歴が長く3,000件以上の症例実績を誇っているので、自毛植毛に効果があるのか否かを不安に感じている方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。

剃毛しないFUE法にも対応しており、術後の見た目を重視する方や周囲に知られたくない方にもおすすめです。

料金目安:500株モニタープラン50/200,750円 1,000株モニタープラン50/401,500円 1,500株モニタープラン50/602,250円
植毛方法:FUE法・FUT法
アフターサポート:返金保証・手術翌日の洗髪サービス
主な割引キャンペーン:自毛植毛モニタープラン500株200,750円
住所:大阪府大阪市北区曽根崎2-15-29 ADビル梅田9階
診療時間:10:00~19:00
休診日:月曜日
公式サイト:日本ウェルネス再生クリニック

湘南AGAクリニック大阪院

「湘南AGAクリニック大阪院」は多様なFUE植毛術式を提供しているAGA治療に特化したクリニックです。

1グラフトあたりの価格が他院と比較しても低めに設定されており、部分的な薄毛から広範囲まで、経済的な負担を抑えて植毛を行えるのが魅力ですね。

例えばスマートFUE植毛であれば1グラフト576円、ノンシェーブン植毛であれば1グラフト760円と初めて自毛植毛を行う方でも負担を軽減した料金設定になっています。

メスを使わないFUE法を採用し、傷跡が目立ちにくくダウンタイムも最小限に抑えられるため、術後の見た目を重視する方にもおすすめです。

また、術後に効果が実感できなかった場合の全額返金保証があるため、「本当に効果があるの?」と疑問に感じている方も安心でしょう。

料金目安:スマートFUE植毛500グラフト/288,000円 スマートFUE植毛1250グラフト/720,000円 ノンシェーブン植毛500グラフト/380,000円
植毛方法:FUE法
アフターサポート:定期健診・返金保証
主な割引キャンペーン:スマートFUE自毛植毛モニタープラン288,000円~
住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-12 桜橋プラザビル6階
診療時間:10:00~22:45
休診日:無し
公式サイト:湘南AGAクリニック大阪院

紀尾井町クリニック 新大阪院

「紀尾井町クリニック」は東京と大阪でAGA治療を専門に扱うクリニックです。

FUT法とFUE法の両方に対応している数少ないクリニックとして評価されており、薄毛の状態やドナーの質、ライフスタイルに合わせ、最も適した植毛方法をオーダーメイドで提案できるのが魅力でしょう。

広範囲の薄毛にはFUT法、傷跡を目立たせたくない場合にはFUE法など、選択肢が豊富であるため要望や予算に応じて自由に選べます。

1998年開院以来の20年以上の豊富な実績と、将来を見据えた植毛デザインにこだわっており、自然な仕上がりと長期的な満足度を追求しているのも特徴です。

AGA治療薬の処方も行っているため、手術をして終わりではなく、長期的に付き合っていけるクリニックです。

料金目安:Aタイプ/660,000~770,000円 Bタイプ/880,000~990,000円 Cタイプ/1,100,000~1,210,000円
植毛方法:FUE法・FUT法
アフターサポート:24時間連絡可能
主な割引キャンペーン:-
住所:大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル 2階
診療時間:8:30~17:30
休診日:日・祝日
公式サイト:紀尾井町クリニック 新大阪院

NDクリニック

「NDクリニック」は40年以上の歴史を持つ頭髪治療専門クリニックです。長い歴史を持つため、豊富な実績と高いノウハウを持っており、あらゆる症例に的確な治療を提供しています。

FUT法を主軸とした自毛植毛には定評があり、熟練した専門の医療スタッフが丁寧に移植を行うことで、約95%という高い定着率を実現しています。AGAの影響を受けにくい後頭部の毛髪を移植するため、半永久的な効果が期待できるのも魅力的なポイントでしょう。

また、自毛植毛だけでなく人工毛植毛にも対応しているため、自毛植毛が難しいケースや即効性を求める方もAGA治療を受けられます。

毛髪再生医療やAGA治療薬など薄毛治療のメニューは豊富で患者一人ひとりの状態に合わせた総合的なアプローチが可能です。

料金目安:自毛植毛750本/715,000円 自毛植毛1500本/1,045,000円 2250本/1,375,000円
植毛方法:FUT法
アフターサポート:-
主な割引キャンペーン:-
住所:大阪府大阪市北区曽根崎2丁目7-4 エムヴォランテウメダ8階
診療時間:9:30~18:00
休診日:木・第1・3日曜日・第2・第4月曜日
公式サイト:NDクリニック

浜口クリニック

「浜口クリニック」は大阪駅から徒歩1分というアクセス抜群の立地が魅力のクリニックです。

自毛植毛だけでなく眉や体毛への植毛も可能であり、顔や体のデザインを含めた総合的な美容医療を提供しています。

また、美容外科、皮膚科、形成外科を標榜する総合クリニックとして、さまざまな症例に対応できる経験とノウハウを持っているため、薄毛だけではなく他の部分にも気になるところがあれば気軽に相談しやすいのではないでしょうか。

薄毛予防のアドバイスも行っており、単なる植毛に留まらないトータルケアを目指しているため、気になることがあればぜひ相談してみてくださいね。

支払い方法も豊富で、現金、クレジットカード、電子マネーなど多彩な方法から選べるのも魅力です。

料金目安:自毛植毛1グラフト/770円
植毛方法:FUE法・FUT法
アフターサポート:-
主な割引キャンペーン:-
住所:大阪市北区芝田1-1-27 サセ梅田ビル6~8F
診療時間:10:00~19:00 ※土曜日は18:00まで
休診日:木・日曜日
公式サイト:浜口クリニック

自毛植毛とは?どんな施術なの?

自毛植毛は、薄毛になりにくい後頭部や側頭部の髪を、毛根ごと薄毛部分に移植する外科手術です。

自分の毛髪を使うため拒絶反応がなく、一度生着すれば半永久的に生え変わるため、育毛剤などに頼っても効果が出なかった方にもおすすめです。

術式にはメスで帯状に採取する「FUT法」と一つずつくり抜く「FUE法」があり、傷跡やダウンタイムの程度が異なるため、ご自身の症状や要望に合わせて適切なものを選んでください。

AGAが進行し内服薬や外用薬で効果が得られない方やウィッグなどに抵抗があり自然な仕上がりを重視する方に特におすすめです。

また、長期的な効果を期待したい方や薬の副作用が気になる方に対しても、自分の髪の毛を移植するため安全性の高い方法と言えるでしょう。

参照:AGA 治療、植毛

自毛植毛の施術の種類とそれぞれの違い

FUT法

FUT法は別名「ストリップ法」とも呼ばれ、メスで頭皮を帯状に切り取って毛髪を採取する方法です。

一度に大量のグラフトを採取できるため、広範囲の薄毛におすすめです。また、FUE法に比べて費用が安価な傾向があり、毛根の切断率が低く、高い生着率が期待できるのもFUT法の魅力でしょう。

しかし、メスを使うため、術後の痛みや腫れがFUE法より強く出たり、後頭部に線状の傷跡が残るのがデメリットです。

傷跡は髪で隠せる場合が多いですが、短髪にすると目立つ可能性があるため、今後短髪にしようと考えている方は別の術式や育毛方法の方がよいかもしれません。

FUE法

FUE法は「くり抜き法」とも呼ばれ、メスを使わずに毛髪を採取する方法です。専用のパンチを使って毛根を一つずつくり抜くように採取し、採取したグラフトを、移植したい部分に一つずつ移植していきます。

こちらの方法はFUT法と違ってメスを使わないため、ドナー部に線状の傷跡が残りません。点状の小さな傷跡は残りますが、目立ちにくいのが特徴です。

また、術後の痛みや腫れがFUT法より少ない傾向があり、回復も比較的早いため短髪の方や痛みに弱い方におすすめです。

ただし、一度に採取できるグラフト数に限りがあるため、広範囲の薄毛には複数回の施術が必要になる場合があります。

手作業で一つずつ採取するため、FUT法よりも時間がかかり、費用も高価なのもデメリットと言えるでしょう。

薄毛の範囲、希望する仕上がり、予算、ダウンタイムの許容度、傷跡への懸念などによって、どちらの術式を選ぶかは変わってくるでしょう。

例えば、広範囲をカバーしたい方や費用を抑えたい場合はFUT法、傷跡を最小限に抑えたい方や短髪にしたい場合はFUE法がおすすめです。

自毛植毛のメリット

自然に生えている仕上がり

髪の毛を生やす方法には育毛剤や人工植毛などさまざまな種類がありますが、自毛植毛の最大の魅力は、自然な仕上がりにあります。

自分の後頭部や側頭部から採取した髪の毛を薄毛が気になる部分に移植するため、髪の毛の太さ、色、質感などが元々生えている髪とまったく同じです。

自毛植毛を行ってくれる医師は技術に長けており、髪の生える角度や向き、密度を考慮して丁寧に移植してくれるため、生え際なども極めて自然な状態を再現できます。

ウィッグやカツラだと周囲から気づかれてしまうような不自然さがありますが、自毛植毛の場合はそのような心配がなく、近くでも植毛とわかりません。

メンテナンスが不要、永久的に生えている

他の方法により髪の毛を生やしたり増やしたりすると、定期的なメンテナンスや通院が必要になる場合が多いでしょう。

自毛植毛の場合は、移植される毛髪がAGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛根です。これらの毛根は男性ホルモンの影響を受けにくいため、移植後もその性質を維持し、永久的に生え変わり続けます。

つまり、もともと生えている髪の毛のような役割を果たしてくれるのが自毛植毛の魅力でしょう。

一度生着すれば、特別なメンテナンスはほとんど必要ありません。一般的な育毛剤やAGA治療薬のように継続的な服用や塗布の必要がなく、長期的な視点で見れば経済的なメリットも大きいと言えます。

もちろんウィッグやカツラのように消耗品でもないため、買い換えや手術をし直す必要もありません。

ヘアカラーやパーマなどが可能

移植された髪の毛はもともと自分の髪の毛であるため、通常の髪と同じように扱えます。普段の生活で行っているようにシャンプーができるのはもちろん、美容院でヘアカットやヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など、あらゆるヘアアレンジが可能です。

もちろん温泉や海にも入れますので、薄毛を気にせず自由にヘアスタイルを楽しめるのはもちろん、アウトドアやファッションの幅も広がります。

移植による拒絶反応リスクがない

髪の毛を生やす方法として人工毛や他人の毛を植毛することもできますが、これらの方法の場合拒絶反応やアレルギー反応が出る場合があります。

その点自毛植毛は、他人の毛髪を移植するのではなく、自分の毛髪を移植する自家移植であるため、拒絶反応やアレルギー反応が起こる心配はまずありません。

もちろん感染症のリスクも、他人の組織を移植する場合に比べて極めて低いというデータが存在します。

そのため、アレルギー体質の方や皮膚が弱い方でも安心して施術を受けることができ、術後の合併症のリスクも抑えられます。

自毛植毛のデメリット

費用が高額

自毛植毛は自由診療であり、保険が適用されないため費用が高額になる傾向があります。

どれくらいの範囲で薄毛が気になっているかにもよりますが、安くても30万円以上、高くて150万円ほどと高額になるケースがほとんどです。

移植するグラフト数によって料金が変動しますが、育毛剤や内服薬、ウィッグやカツラなど他の方法に比べると高額と感じられる方が多いでしょう。

クリニックによって料金体系や追加費用の有無も異なるため、事前にしっかりと確認し、自分の予算と照らし合わせたうえで契約を進めてください。

もし高額と感じるようであれば、クリニックによってモニター募集やキャンペーンなどを行っている場合もありますので、それらを活用するのもひとつの方法です。

手術によるリスクが伴う

自毛植毛は外科手術であるため、少なからず手術にともなうリスクが存在します。例えば、手術中や術後に出血が起こる可能性や術後に顔や頭部に腫れや内出血が起こることがあります。

他にも麻酔薬へのアレルギー反応や、一時的なしびれなどが起こる可能性もゼロではありません。

手術前には必ず丁寧なカウンセリングが行われますが、もし過去に何かアレルギーの症状が出た場合や出血したら止まりにくいなどの体質がある場合は、必ず医師に伝えるようにしてください。

移植した毛髪が必ずしも生着するわけではない

自毛植毛の生着率は90%以上とかなり高いとされていますが、移植した毛髪が必ずしも生着するわけではありません。

生着率はFUT法やFUE法といった施術方法、医師の技術、患者の体質、術後のケアなど、さまざまな要因によって変動します。

一般的には90%以上の高い生着率が期待できますが、数%~10%程度の毛髪は生着しない可能性も考慮しておきましょう。

また、日常生活の過ごし方によっても生着しない可能性もあります。例えば、頭をゴシゴシこする、不潔な状態にする、栄養不足などの状態が長く続いた場合には、移植した髪の毛が生着しない可能性が高くなりますので注意してください。

施術する医師により仕上がりが変わる

自毛植毛は、医師の技術や経験、美的センスによって仕上がりが大きく左右される施術です。髪の毛の生える角度、向き、密度をはじめ特に生え際のデザインは、自然な見た目を実現するために非常に重要です。

経験の浅い医師や美的感覚に乏しい医師が執刀した場合、不自然な仕上がりになったり、希望通りの結果が得られない可能性があります。

そのため、クリニック選びはもちろん、当日にどの医師が担当してくれるのか、過去の実績なども踏まえてチェックしておいてください。

痛みや傷が残る場合がある

手術中は局所麻酔を使用するため痛みを感じることは少ないですが、術後にピリピリとした痛みを感じることがあります。

特に毛髪を採取した部分や移植部に痛みを感じる場合がありますが、多くは一般的な痛み止めでコントロールできる範囲です。

また、自毛植毛の術式によっては目立つ傷跡が残る可能性もあります。

FUT法では線状の傷跡が、FUE法では点状の傷跡が残りますが、特にFUT法の方が大きく傷跡が残るため、短髪にしてしまうと見た目に影響するかもしれません。

また、自毛植毛をしても髪の毛が薄い、もともと1本1本の髪の毛が細い場合にも他の人に比べて傷跡が目立ってしまう可能性があります。

傷跡の程度は術式や医師の技術によって異なるため、気になるクリニックのホームページを見て、傷跡がどの程度残っているかをあらかじめチェックしておくと安心です。

自毛植毛の費用相場はいくら?

自毛植毛の費用相場は、薄毛の範囲やクリニックごとに異なる術式によって大きく異なりますが、全体的な費用相場としては、30万円~150万円以上と言われています。

例えば、生え際・M字部分の場合は500~1,500グラフト程度が必要で、30万円~80万円程度が目安です。

頭頂部・つむじの場合は1,000~2,000グラフト程度が必要で、50万円~100万円程度でしょう。

前頭部から頭頂部全体と広範囲の薄毛の場合は2,000~3,000グラフト以上が必要で、100万円~200万円以上かかることもあります。

ただし、クリニックにより症例写真の提供などを条件に費用が割引になる「モニター制度」や医療ローンやクレジットカードの分割払いに対応している場合があります。

さらには遠方から来院する患者向けに、交通費や宿泊費の一部を補助してくれることもあるので、費用が安く抑えられそうなクリニックを探してみてくださいね。

自毛植毛を受ける流れ

1.予約・カウンセリング

まずはクリニックに電話やWebサイトから予約を入れます。来院後、専門のカウンセラーや医師が薄毛の状態、希望する仕上がり、ライフスタイルなどを詳しくヒアリングします。

この時に「最終的にどのようになりたいか」「どれくらいの予算をかけられるか」「自毛植毛後の希望のライフスタイルや髪型」などを伝えておくとスムーズです。

その後、FUT法、FUE法など自毛植毛の術式、手術や診察にかかる費用、メリット・デメリット、リスク、アフターケアについて詳細な説明を受けます。

疑問点や不安な点があれば、この時にすべて質問しておくと安心ですね。カウンセリングは基本的に無料で行っているところが多いですが、頭部の診察や写真撮影を行うこともあるため、頭の片隅に入れておきましょう。

2.医師による診察

カウンセリング後その日中もしくは別日に、医師による詳細な頭皮・毛髪の診察が行われます。

カウンセリングをもとに医師が薄毛の原因や進行度を診断し、最適な植毛プランを提案してくれます。

この時に生え際のデザイン、移植するグラフト数、密度などを具体的に決定し、提示されたプランに基づく最終的な費用が明確に提示されます。内容に納得できれば契約へと進みます。

3.術前検査

手術を受けることが決まったら、リスクを避ける血液検査などを行います。

感染症の有無や麻酔のアレルギーなどをチェックし、実際に手術ができるかどうかを判断するために重要な工程ですね。

また、必要に応じて写真撮影などが行われる場合もあります。

4.手術当日

当日クリニックに到着したら、最終的な手術内容・流れの確認や、術前の洗髪などが行われます。この時に医師が最終的な生え際や移植範囲のラインを決定し、一緒に問題ないか確認していきます。

ここまで完了したらいよいよ手術ですが、まずは採取部と移植部に局所麻酔を注射します。これにより、手術中の痛みはほとんど感じなくなるため安心してください。

麻酔が効いたことを確認したら、FUT法の場合は後頭部から帯状の頭皮を切り取ります。その後、切り取った頭皮を専門スタッフが顕微鏡下で毛包単位に丁寧に株分けします。

FUE法の場合は後頭部や側頭部のドナー部を短く刈り上げ、専用のパンチで毛根を一つずつくり抜くように採取します。

グラフトの採取が終わったら移植する部分に、髪の毛の生える角度や向きを考慮しながら、非常に小さな切れ込みや穴を開け、採取したグラフトを、準備したスリットや穴に一つずつ丁寧に移植していきます。

移植部と採取部を保護し、必要に応じて包帯などで固定して手術完了です。

5.術後ケア・アフターフォロー

手術後は、クリニックから術後の過ごし方、洗髪方法、薬の服用などについて詳しい説明を受けます。

また、術後数日~1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後など、定期的にクリニックで経過観察が行われますが、すべて費用内に含まれていることも多いです。

移植した毛髪は、術後2週間~1ヶ月頃に一度抜け落ちる「初期脱毛」が起こることがありますが、これは一時的なもので、その後3~4ヶ月頃から新しい髪が生え始め、約1年~1年半かけて定着し、人が見てもわからないような自然な状態になります。

また、クリニックによっては、一定期間内に生着しなかった場合に再治療を行うなどの保証制度、もしくは返金制度を設けている場合があるので、確認してみてください。

自毛植毛によくある質問

自毛植毛の施術は保険適用される?

自毛植毛の施術は保険適用されず、自由診療扱いです。その理由は、自毛植毛は病気の治療ではなく、美容目的の薄毛改善治療とみなされるからです。

そのため、施術費用は全額自己負担となり医療費控除の対象にもなりません。

自毛植毛を安く受けるには?

自毛植毛の費用を抑えるにはFUT法を検討してみてください。一般的に、FUE法よりもFUT法の方が費用が安価な傾向にあるため、術式の特徴や仕上がりの症例写真を見て判断してみてはいかがでしょうか。

また、多くのクリニックで、症例写真の提供や体験談の公開などを条件に、施術費用が割引になる「モニター制度」を設けています。

モニター制度を活用すると通常料金よりも大幅に割引された料金で手術を受けられます。

最後に、複数のクリニックで無料相談やカウンセリングを行ってみるのもひとつの方法です。

同じグラフト数でも、クリニックによって料金体系や総額が大きく異なるため、見積書や計算書をチェックして比較検討しましょう。

自毛植毛した10年後の状態はどうなる?

自毛植毛で移植された毛髪は、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部から採取されるため、移植後もその性質を維持し、半永久的に生え変わり続けます。そのため、10年後、20年後も移植した部分は生え続けているのが一般的です。

ただし、移植していないもともと薄くなっていた部分や、まだ薄くなっていない既存の毛髪は、AGAが進行すれば薄くなる可能性があります。

これにより、移植した部分と既存の毛髪の境目が目立ったり、全体のバランスが崩れることがあるため、時には再手術が必要です。

自毛植毛は後悔する?やめたほうがいいって言われる理由は?

自毛植毛で後悔するケースや「やめたほうがいい」と言われる理由はいくつかあります。まずは仕上がりが不自然という点です。

医師の技術やデザインセンスが不足していると、毛髪の生える角度や向き、密度が不自然になり、周囲に植毛だとバレてしまうことがあります。特に生え際のデザインによって仕上がりが大きく左右するため、症例写真などをきちんと確認しておきましょう。

もう一つの理由は高額な費用を支払ったにもかかわらず、期待したほどの効果が得られなかったという点です。

誰でも費用対効果が低いものに関しては後悔するものですが、自毛植毛は100万円を超えるレベルの高額な治療であるため、より不満を感じやすいでしょう。

自毛植毛1000株はどのぐらい髪が増える?

「1000株とは、毛根の単位を指し、1グラフトには、通常1~4本程度の毛髪が含まれています。

平均すると、1グラフトあたり約2本の毛髪が含まれることが多いため、1000株で約2000本の髪が増えると考えるのが目安です。

1000株の植毛でカバーできる範囲は、薄毛の進行度合いや希望する密度によって異なりますが、一般的にはM字の生え際の改善や、頭頂部の軽い薄毛の改善に適したグラフト数とされています。

広範囲な薄毛の場合1000株では全体をカバーしきれず、部分的な改善しかできなかったり、スカスカな見た目になってしまう可能性があります。

自毛植毛の生着率はどれぐらい?

自毛植毛の生着率は、医療技術の進歩により非常に高くなっています。どのクリニックでも高い水準を誇りますが、一般的に90%~95%程度の生着率が期待できると言われています。

ただし、採取から移植までの手際の良さや、毛根を傷つけない丁寧な操作や 患者さん自身の術後の指示通りのケアは生着率に大きく左右します。

体質によって生着しづらいケースもあるかもしれませんが、万が一のための保証制度を設けているクリニックも存在するため、一度相談してみてください。

まとめ

育毛剤や内服薬を使ってもなかなか髪の毛が生えてこない、ウィッグやカツラは嫌だという方もきっと多いのではないでしょうか。

特に内服薬は飲み続けることによって副作用が現れることもあり、体質に合わない場合は作用よりも副作用の方が重大になってしまいます。

ウィッグやカツラも消耗品であるため、数年単位で買い替えなくてはならず、さらには見た目が不自然になることもあり、人目が気になってしまうでしょう。

その点、自毛植毛は自分の毛根を採取してきて植毛するため、極めて自然な仕上がりになるのはもちろん、副作用や拒絶反応もありません。

高額な方法ではありますが、信頼できるクリニックを探してぜひ一度無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

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